ワーママくろこの人生これから

もうすぐ40歳、2児の母。キャリア・プライベートやりたいことを実現していく日記

経営者からいち会社員へ。中小企業経営者から外資系の会社員になった感想。

 

こんにちは!くろこです。

このブログではフルタイムワーママのキャリアや子育てのつれづれを書いています。これからのブログの構想について詳しくはこちら↓↓の自己紹介記事を見てね!

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1.経営者から会社員への転身は珍しい?

上の自己紹介記事にも軽く書きましたが、私は30代前半に4年ほど起業して中小企業の社長として社員・パートの合計20名ほどを雇用してビジネスをしていた時期があります。そこから小休憩期間を経て、今はとある外資系企業で会社員をしています。

今日は、興味ある方はあまりいないかもしれませんが笑、私が中小企業の社長を辞めて、外資系企業のいち社員に転身した理由と感想を書きたいと思います。

 

今勤めている会社で「前職は?」と聞かれて「起業してました」というと「え?!」と驚かれますし、

中小企業社長仲間に「会社員になった」というと、こちらもやはり「え?!大丈夫??」←(何がよ笑。) と驚かれます。

どうやらあまり一般的な転身ルートではないようです。

 

ただ、実際のところ、特に女性の経営者の知人からは何度か自身の転身の可能性を踏まえて「事業譲渡してどうだった?」や「会社員として働いて何が変わったか」など聞かれることがあります。

 

会社員の方が様々な事情から転職を考えることがあるように、経営者が経営を続けられる状態でなくなることはあります。その理由は会社の成長フェーズ、財務状況、社長のメンタル・家族の状況などのプライベートなど様々だと思います。

 

事業譲渡・経営者をやめたというと触れてはいけない雰囲気があったり、あまりメジャーでおおっぴらに語られることのある選択肢ではないかもしれませんが、私のとった 経営者→いち会社員という選択肢が参考になる方がいると大変うれしく思います。

もちろん、興味で読んでいただいてもうれしいです。

 

2.くろこの事業譲渡、経営者でなくなった理由

かくいう私自身も、事業譲渡をすると決めた日から譲渡先が決まって契約書に押印する日まで勝手に涙が出るので毎日のように泣いていたし、譲渡してからも事業を自力でやりきれなかった罪悪感でしばらくは笑うことができませんでした。

経営者時代に壊していた体調が戻り、体中に出ていた蕁麻疹がなくなり、日々の生活を送る中で譲渡の罪悪感を思い出すことがなくなるまで一年かかりました。

 

でも、あの罪悪感は感じる必要のなかったものだと今は思います。

私が会社を事業譲渡してからちょうど今年で4年になりますが、私が作ったサービスは新しい譲渡先のもとで脈々と続いており、当時の社員はほとんどやめていません。

起業したときから譲渡すると決めるまで、「死ぬまでやりきらないと」位思い詰めていたのに、実際はこんなものです笑。

私は、今は新しいオーナーのものとで自身の作ったサービスが成長していることがとても嬉しいです。

私の場合は、そのサービスを立ち上げるのに最適な人間は私だったかもしれませんが、サービスの拡大フェーズに入り従業員の数をどんどん増やしながら安定運用していかなければいけない時に私が経営者だとうまくいきませんでした。私は限界まで知恵をしぼり体を壊すほど働きましたが、組織が安定しなかったため、同じ業界の大手に運用・成長を引き受けていただきました。

今の状況を見ると、結果としてその選択は正解だったのでしょう。

自身の至らなさはありますが、お客様に愛されていたサービス、そして雇用を残すことができたので、自身が経営することにこだわらなかった判断ができたのはGood Jobだったかなと思っています。

3.会社員になってよかったか?

もちろん人によると思うのですが、私は、トータルよかったです。

ちょっと項目ごとに比較してみますね。

①プライベート(生活面)

私は、今8歳・0歳の2人の子どもがいますが、経営者を続けていたら2人目を産めたかかなり疑問ですし、2人目で育休を半年取り営業から内勤に異動しましたがこれもできなかったでしょう。

経営者時代は土日もほぼフルで働いていたので、今の土日は休みで三六協定に守られている状況は労働環境的には天国です。

②金銭面

経営者というのは、成功すれば金銭面では上限なく稼げる職業です。ただし、私はそこまで成功した経営者ではありませんでした。ここは私の実績との比較になります。

金銭的には、月々の自由に使えるお金は経営者時代のほうが多かったですが、起業当初は貯金を切り崩していましたし、経営者時代は正直次の年はどうなるかわからない不安定さがありました。

会社員は、一度昇給すると下がることが(ほぼ)ないというのはミラクルな仕組みですね。また、育休あけて戻るとまた同じお給料で働けるというのもミラクルですね。

③メンタル

経営者時代は、考えないといけないことが山ほどあり、特に採用とキャッシュフローのことではかなり思い詰めていました。また顧客・社内のトラブルや近隣からのクレームまですべて受けていたので、もちろん楽ではありませんでした。

会社員になってからは、社内で一番きついと噂されてる部署にいてかつ管理職で、もちろんベストはつくしていましたが、「私はいち社員であり、最終的には会社が守ってくれる」と思うと正直何もつらくないです。

④やりがい・仕事内容

やりがいは、経営者時代は自分が「これは意義がある」と思って立ち上げたサービスなので、経営者時代のほうが圧倒的にあったと思います。今の仕事も「社会にあって役に立つサービスである」と信じているので、やりがいはありますが、自分が一番やりたい事業というわけではありません。

⑤まとめ

子育てを何年かしてきた今だから思うのですが、仕事のトータルの満足度は「やりがい」だけからくるものではないなと。(気づくのが遅いでしょうか笑)

にも関わらず、起業当時は私はすべてを「やりがい」にふっていたなと。

やりがいはもちろん大事です。情熱なくしていい仕事はできませんから。

そして、起業当時はよかったのです。がむしゃらに情熱のままに突き進むことでサービスを生み出すこと、ある程度まで成長させることができたのは唯一無二の経験でした。

 

ただ、今は親をまだまだ必要とする年齢の子供が二人いるので、やりがいには多少妥協して、金銭面で手取りは減っても、長期安定していること、時間の融通が利き余裕があることなどが私にとっては重要になりました。

(もちろん、会社員としても仕事は頑張っていることが前提です)

職業の選択時に優先することは、ライフステージなどによって、変わってくるものなのだなと今改めて感じています。

なので、結論、今の私にとっては会社員になったことは正解でした。



4.くろこのこれから

自己紹介の記事にも書きましたが、今のライフステージで会社員を選択したように、あと10年ちょっとでやってくる50代でまた働き方を変えたいなと思っています。

50代では、具体的には、文筆業ともう一回事業をやりたいと思っています。

また、会社員という立場だからこそできる冒険を今~40代の間にやりきりたい。具体的には、海外赴任と事業本部長クラスでの仕事をしてみたく努力していきたいと思っています。

 

人生は冒険ですよね。まだまだプライベートでも仕事でもやりたいことがあるので、健康に気を付けながら頑張っていきたいと思います。

 

今回の記事、楽しく読んでいただけましたでしょうか?もし読んでいただけた場合は、ぜひコメントなどいただけると嬉しいです。

 

ではでは~!